Googleは、ローカル検索の順位が「関連性」「距離」「視認性の高さ」の組み合わせで決まると説明しています。MEO対策とは、このうち動かせるものを動かし、動かせないものを前提として受け入れる作業です。順に見ていきます。
1. 関連性:検索語と店舗情報の一致度
検索された語と、プロフィールに登録された情報がどれだけ合致しているかです。3要素のなかで最も改善余地が大きい領域であり、費用もかかりません。
- メインカテゴリ:最も強いシグナル。「歯科医院」と「審美歯科」では拾えるキーワードが変わります
- サブカテゴリ:提供業務を過不足なく登録する
- サービス・商品:メニュー単位で登録するほど、細かい検索語に対応できます
- ビジネスの説明:提供内容と対象顧客を具体的に記述する
- 属性:「駐車場あり」「バリアフリー」などは絞り込み検索の対象になります
- ウェブサイトの内容:サイト側にサービス・地域の記述があると裏付けになります
2. 距離:検索地点からの物理的な距離
検索した人の現在地(または検索語に含まれる地名)から、店舗までの距離です。これは原則として動かせません。
重要なのは、距離が「絶対的な基準」ではなく「相対的な比較」だという点です。半径1km以内に競合が20店ある繁華街と、半径5kmに1店しかない郊外では、距離の効き方がまったく違います。競合が少ない地域では、多少離れていても上位に入る余地があります。
3. 視認性の高さ:どれだけ広く知られているか
オンライン・オフラインを通じて、そのビジネスがどれだけ認知されているかの評価です。時間をかけて積み上げる領域です。
| 材料 | 内容 | 実務での動かし方 |
|---|---|---|
| 口コミの数 | レビュー件数 | 来店客への依頼導線を常設する。購入・自作自演は厳禁 |
| 口コミの評価 | 平均スコア | 低評価への返信と、原因となった運用の改善 |
| サイテーション | 他サイトでの店舗情報の言及 | 業種ポータル、地域情報サイトへの正確な掲載 |
| 被リンク | 自社サイトへのリンク | 地域団体、取引先、メディア掲載など |
| サイトのSEO | 自社サイトの評価 | サービスページ・地域ページの整備 |
| 知名度 | ブランド名での検索数など | オフラインの活動も含む |
順位に効かないもの・逆効果になるもの
- 投稿の連投:頻度を上げても順位が比例して上がるわけではありません。更新の継続に意味があります
- ビジネス名へのキーワード詰め込み:ポリシー違反。修正・停止の対象
- 口コミの購入:検出時に口コミが一括削除され、プロフィール停止のリスク
- 重複プロフィールの量産:評価が分散し、違反として処理されます
- 広告出稿:Google広告の出稿は自然検索の順位に影響しません
順位が人によって違う理由
同じキーワードでも、検索する人の現在地・端末・言語設定・過去の検索履歴によって結果は変わります。「絶対的な順位」は存在しません。そのため当社は、店舗所在地を基準とした固定条件で週1回計測し、その推移で判断しています。
計測方法の詳細はMEOの効果測定とレポートの読み方をご覧ください。
よくある質問
口コミの件数はいくつあれば十分ですか?
絶対数ではなく、商圏の上位店との相対比較で考えます。上位3店が50件なら、10件では見劣りします。まずは上位店の件数を数えることから始めてください。
店舗を移転したら順位はどうなりますか?
距離の条件が変わるため、順位は変動します。移転時はプロフィールの住所を速やかに更新し、外部サイトの住所表記もあわせて修正してください。
Google広告を出せば順位が上がりますか?
上がりません。広告枠と自然検索の順位は独立しています。ただし広告で露出が増えることで指名検索が増え、間接的に効く可能性はあります。